心室中隔欠損症〜Netflix 韓流ドラマ 賢い医師生活を観て備える赤ちゃんの手術と入院生活

生後3ヶ月で心室中隔欠損症で入院、手術をしたねこまる。産まれてすぐに我が子を手術させる必要があると知った時、漠然としたショックで押しつぶされそうになりました。具体的なイメージを持つのはとても難しいのに不安ばかりが募るので、来る日も来る日も検索をする毎日でした。幸いにも私の場合は最初に出会ったお医者さん達のお陰で手術前に自分なりにイメトレをすることができ、必要以上に心配せずに過ごすことが出来たのですが、それでもいざ入院・手術を前にすると平静でいられない場面にも遭遇しました。

 

手術を迎えるまでにどんなことを心配して、どう心を整理をしたかは別の記事にもまとめるつもりですが、今回はその中でも偶然にもねこま入院間際に観ていたNetflix 韓流ドラマ「賢い医師生活」が役に立ったので、ドラマを通して手術・入院生活を振り返ってみます。

 

以前友達に「癒されるから観てみてー!」とお薦めされていたこのドラマ。仲良し5人組の敏腕医師の日常を描く作品ですが、赤ちゃんの心室中隔欠損症や手術に関しては特に小児科のジョンウォン、胸部外科(日本名だと恐らく心臓血管外科)のジュワンの言動が参考になりました。リアルな体験を思い出すので友達のように癒し…とはなりませんでしたが笑、素敵なドラマです☺︎

 

お医者さんの言葉選びを勉強しておく

 

このドラマを観ておいて良かったなぁと思ったのは、お医者さんの言葉選びについて理解できたことです。第2話でアン先生(ジョンウォン)が保護者に対する言葉選びについて、「医者は言葉に責任を持つ必要があるから、言えるのは最善を尽くすという言葉だけだ」とレジデントを叱る場面が出てきます。実際ねこまるの診察や手術を通してお医者さんに「大丈夫」と言われたことも、逆に不安になる事実だけを羅列されたこともありません。保護者としては不安な時こそお医者さんから「大丈夫」の言葉が欲しいものですが、この回を観ると普段接するお医者さんの言葉選びに納得感が出て、「そか、大丈夫とは言えないんだ!アン先生もそう言ってたよね。ふむふむ」と、事実を根気よく説明してくれるお医者さんの言葉を受け入れ、必要な質問が出来る様になったと思います。忙しければ2話だけでも観ることをおすすめします!

 

科によってお医者さんのキャラクターが違うことを理解する

 

心室中隔欠損症の子が普段かかるのは小児循環器、いざ手術となると心臓血管外科の先生方が登場します(病院によって違ったりするのかな)。親としてはもっともずっしり来る手術前の説明&同意書提出や普段の診察、手術後の説明…お医者さんとの信頼関係が何よりの安心に繋がるため、この2つの科の先生方の仕事内容や性格の傾向を知っておくのが良いと思います✨“小児…”とつく科の先生方は全員が「賢い医師生活」のジョンウォン(アン先生)…とまでは行かないものの、子供だけでなく保護者にダメージがない様に接することに長けているため、手術前までは比較的穏やかな気持ちで過ごすことが出来ます。ねこまるは手術目前に病院都合で転院しましたが、どちらの病院も小児循環器の先生方はとてもソフトな方々でした。

 

ところがいざ手術となり登場する心臓血管外科の先生方は、ジュワンの様に一見冷たく映ります。言葉尻も少し尖っている。。。実際手術の説明の際にお会いした際も「え、え、感情ある?!w」とびっくりする程でしたが、手術の傷跡も驚く程綺麗で、手術後の説明も淡々としており、この先生にお願いできて良かったと心底思ったものです。手術説明中に「心臓を持って縫うことがあり、つまりお裁縫ですね」と言ってしまうほど、恐らく人間というより臓器と向き合っている時間が長く、かつ細かい作業をするため職人気質の方が多いのかもしれません。ドラマ内で一見冷たそうなジュワンが表向きには見えない優しさや思いを持って命を救っている姿を目に焼き付けておいたおかげで、外科の先生のお話で心がざわついた時にも落ち込まずにいられた気がします☺︎(もちろん、病院によっては外科の先生もソフトな方もいるはずです!)

 

小児病棟やPICUの雰囲気を想像するのに活用してみる

 

子供の疾患がなければ小児病棟やPICU(Pediatric Intensive Care Unit、小児集中治療室)内を見る機会は殆どないと思います。ねこまるが入院していた病院も、特にPICUは撮影は機械等が映り込まないことを条件のみ可だったため、ブログ等で事前に様子を検索してみておくことは難しかったです。その為、賢い医師生活内のPICUの描写をみて想像を働かせてみました。

 

実際PICUに面会に行くと、ドラマより遥かに多い機械や管に繋がれていた(当たり前か笑)ので、家に帰ってそんな訳ないじゃん!とツッコみながらドラマを観返すことで、冷静さを取り戻すことが出来たのも、私にとっては良かったと思います。笑

 

病院内で闘うのは自分達だけでないと気づく

 

小児科の診察や入院中の面会に行くと、様々な病気で通院する子供達や、とても暗い顔をした親御さんにすれ違ったりします。私自身もねのまるの疾患がわかった時は泣いてばかりでしたが、病院通いをすると、他の親御さんとすれ違う度に心の中で「一緒にがんばろう!」と思ったものです。

 

とはいえ病院で他のお子さんの病状を聞く訳にはいかず…このドラマで様々な疾患の子供達の話を観ておくことで、手術前後にキリキリモンスターペアレント化しそうな自分の心を制御したり、何より子供の命が守られる幸運に感謝することができたのでした❤︎

 

https://www.netflix.com/jp/title/81239224?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81406150

 

気力があれば、是非観てみて欲しいドラマのお話でした!